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Dr.陽子の   すこやか通信 No.1

発行者:いちかわクリニック 市川陽子
福島市南矢野目鼓田6-1 tel 024-554-2828
発行日:2005年11月01年


子供の発熱について

 インフルエンザの流行以外にも、下痢・嘔吐や、のどが赤くなって高熱が出る、咳がひどい、など、さまざまな感染症が流行ります。今回は、夜間や休日に多い「発熱」の問い合わせについてまとめてみました。ご家庭での処置の参考にして下さい。
   ◇急に熱がでた!どうしたらいいの?
   ◇冷やしているのに、熱が下がらないんだけど?
   ◇熱のでかたについて
   ◇解熱剤の使い方について
   ◇熱があるとき、布団はかけていいの?


 急に熱が出た!どうしたらいいの?

 発熱とは、体がウィルスや細菌と戦っているために起きる反応と考えてください。
ですから、一時的に解熱剤などで体温を下げても、ウィルスや細菌との戦いが済んで炎症が治まるまでは、発熱は続きます。解熱剤を使ったのに下がらない、あるいは、薬が切れてきたらまた熱が上がった、というのはこういう理由からなのです。
一般的に、風邪などのウィルス感染による発熱は、ひどい時期はせいぜい3日間です。 インフルエンザの場合はもっと高熱の期間が長く、4〜5日かかりますが、これも健康な体力のある人であれば、治る時期がくれば必ず熱は下がります。
だから、熱が出てもあわてないで、まず身体を冷やしましょう。

 冷やしているのに、熱が下がらないんだけど?

 冷やし方は正しいですか?
おでこにヒエピタを貼っただけ、なんて冷やしたことになりません。
むしろ皮膚呼吸ができなくなって熱の下がりが悪くなる、という考え方もあります。
アンスノンや水枕などで、おでこ・腋の下なども冷やしてみましょう。 お茶・イオン水などで水分を充分にとることもお忘れなく。
(注)イオン水はこのように発熱・下痢などで食欲がないときに、最低限のカロリーを保つためのものです。健康なときに水代わりに毎日飲むものではありません。毎日飲むのは虫歯のもとです。

 熱のでかたについて

 朝〜日中は元気だったのに、夕方〜夜になって急に熱が出た、ということがよくあります。 また、前の晩に熱があったけど朝は下がって元気だったから保育園に出したら昼になって熱が出て呼び出された、ということもよくありますね。
 これは、一日の内でも熱が変化するからなのです。  一般に、目覚めた後の朝には体温が低く、昼〜夜にかけて体温は高くなり、また眠ると体温が下がります。ですから、朝になって体温が下がっても、また夕方には上がるかもしれない、と考えて用心しておきましょう。ぬか喜びは禁物です。
 体温表をつけてみると、熱の経過がよくわかりますね。
 薬もなにもないときは、小さいお子さんの場合や、明日が休日ならなおのこと、夜になってあわてないように医療機関を「診察時間内に」受診しましょう。

 解熱剤の使い方について

 解熱剤は、絶対に使っていけないものではありませんが、熱がでたら必ず使わなければならないものでもありません。お子さんの機嫌や食欲など、いつもと比べてどうか、ということをよく観察して、どうしても心配なときだけ使いましょう。
 この際には、使用量と間隔を守ってお使い下さい。
 使用の目安は
   ※38.5℃以上で
   ※冷やしても下がらなくて
   ※元気や食欲が明らかにないとき
です。39〜40℃であっても、元気で冷やしたら下がる場合には使う必要はありません。8時間以上は空けましょう。使いすぎは良くありません。

では、なんでいちかわクリニックでは解熱剤を出すの?
 ご家庭に置いてある消火器のようなもの、とお考え下さい。
 使わないにこしたことはない、でも、夜中や休日に急にお子さんが熱を出したら?そのときにあわてなくてすむように、「安心」の材料とお考え下さいね。

 お子さんに使う解熱剤は、アセトアミノフェンという種類のものに限ります。
 当院ではアセトアミノフェンとして
   ※アルピニー座薬(50mg・100mg・200mg)
   ※カロナールシロップ(細粒・錠剤)
を使用しています。
 お子さんの体重や症状で薬の剤型が違います。
 診察の時や、薬局でお薬をもらうときに、よく説明を聞いておきましょう。

 熱があるとき、布団はかけていいの?

 季節によって違いますね。
 原則として、その季節のいつも通りでかまいません。但し、熱が上がるときと、熱が上がりきってからとでは違います。
 熱が上がるときはぞくぞく寒けがしますから、悪寒が強いときはいつもより温かく一枚余分にした方がいいかも知れません。お子さんの様子を観察してみましょう。 熱が上がりきってからはいつもの枚数でいいでしょう。この時におでこや身体を冷やすと効果的です。


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※本通信の記事を転載・引用する場合は、あらかじめ当院までご連絡下さい。
※当通信で扱ってほしい課題や話題があれば、当院窓口にご意見をお寄せ下さい。


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